市内14校で学校ウオッチング開催
2025.9.17ニュース
学校予算下りず 、老朽化など143個所を指摘
安心安全な公共施設の環境つくりのための学校ウォッチングを、8月19日(火)『北九州市の公共施設をよくする会』の主催で行いました。
今年は、7団体59人が参加。福建労から16人が参加し北九州市内7区14校の学校施設の視察を行い老朽個所など143個所を指摘しました。
視察を行った施設の一つの小学校では、築40年以上の校舎で、今年大規模改修を行う予定でしたが、国からの予算がおりなかったため延期となっています。
軽微な修理は教職員の方々が行っているものの、改修予定の校舎は、雨漏りによる雨水が校舎階段をつたわり、階下の廊下に水溜まりをつくっていました。
また、校庭の排水溝の改修もできていないため、雨水が校舎内に流れ込むといった状況でした。
雨による被害が拡大傾向の昨今、子どもたちの安全にかかわる学校の改修工事は延期せず、計画通りに行う必要があると参加者から声があがりました。

北九州市に要望提出
学校ウォッチングでは、施設の視察を行うと同時に、校長先生をはじめとした先生方とも懇談を行い、施設についての悩みや要望も聞きとります。要望書にまとめたうえで、北九州市と懇談を行い対応を促します。北九州の教育委員会との懇談は危険個所などをまとめ、秋以降に実施予定です。
学校ウォッチングとは |
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学校ウォッチングは『北九州市の公共施設をよくする会』の取り組みの一つです。 この会は、2008年4月に発足し、福建労をはじめとした地域の団体で構成されています。子どもたちが安全に学べる環境づくりと、災害時の避難場所としての学校施設の環境づくりを目的として活動しています。学校側からも、施設をよくする取り組みとして歓迎されています。 |